文書作成日:2021/02/28

ここでは2021年1月に発表された調査結果(※)から、介護サービスごとの施設数や事業所数の増減をみていきます。
上記調査結果から、2019年10月1日時点の介護サービス(以下、サービス)ごとの施設数や事業所数と、2018年からの増減率をまとめると、下表のとおりです。
事業所数が最も多いのは、居宅介護支援事業所で40,118事業所となりました。次いで、訪問介護が34,825事業所、通所介護も24,035事業所となっています。反対に最も少ないのは、夜間対応型訪問介護の228事業所です。次いで、介護医療院が245施設、地域密着型特定施設入居者生活介護も352施設となりました。


2018年からの増減率をみると、36サービス中、22のサービスが2018年から増加しました。増減率が最も高いのは、介護医療院の295.2%です。複合型サービス(看護小規模多機能型居宅介護)も14.8%の増加で、この2サービスが10%以上の増加となっています。その他、5%以上の増加となったのは、地域密着型特定施設入居者生活介護、訪問看護ステーション、介護予防訪問看護ステーションでした。
一方で、14のサービスが2018年から減少しています。最も減少幅が大きいのは、介護療養型医療施設のマイナス18.8%です。唯一の二桁減少となりました。次いで、介護予防訪問入浴介護がマイナス5.2%、訪問入浴介護もマイナス5.0%となりました。訪問入浴系サービスの減少が目立ちます。
全国の状況はこのようになりましたが、貴施設の周辺の状況はいかがでしょうか。
(※)厚生労働省「令和元年介護サービス施設・事業所調査」
2019年10月1日現在で活動中の施設・事業所について集計したものです。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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